AIオーガナイザーが生活をデザインする

AIスピーカー、AIテレビ、AIカメラなど私たちの生活のあらゆるシーンにAIが浸透してきています。ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルが「日本にはすでにシンギュラリティは来ている」ということを発言していましたが、私たちがAIなしで生活することが難しい時代になりつつあります。これまで私たちは自分で行動や予定を決めていましたが、それをゆだねられる存在が「AIオーガナイザー」です。 [1]

AIオーガナイザーは、嗜好や関心や行動などの個人データ、イベントやコンテンツや企業の商品サービスなどをマッチングさせ、今日何をするべきか(どこに何を買い物に行くか、どんな映画を見に行くか音楽を聞きに行くかなど)をアドバイスしてくれます。私たちは、悩むことなく、幾つかの候補から選択するだけで簡単に週末や休日の行動予定表を作成できるようになります。 LGは2019年CESでそのような未来を示すコンセプトを呈示し、SNSとAI活用により、ユーザーのレストラン探しをサポートするグルメSNS「シンクロライフ(SynchroLife)」など、それに近いサービスも出てきています。 [2]

またAIオーガナイザーは誰と会うべきか、どのソーシャルグループに入るべきかも示してくれる可能性もあります。そのうち、SNSは友達かもしれない人を教えてくれる機能だけでなく、友達になるべき人を(理由とともに)教えてくれる機能まで持つようになるかもしれません。

 [1] 『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』丸山 俊一(NHK「欲望の時代の哲学」制作班) 

 [2] Techcrunch 2019/4/4 https://jp.techcrunch.com/2019/04/04/synchrolife-added-an-ai-recommendation-feature/

 

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