EDDPは値札のないスーパー

近年、スーパーやドラッグストア、量販店では独自アプリを持つ店舗が増えています。ポイントカードの代替やクーポン配布、ネット通販の機能まで持たせたものもあります。

一方で、ネット通販(EC)では、商品の購入後に、購買履歴を元にお勧め品やクーポンを案内する仕組みは当たり前ですし、商品の表示価格が需給に応じて、随時変動する「ダイナミック・プライシング」を採用していることも珍しくありません。

ECとリアル店舗が融合していく未来の店舗は、「EDLP(EveryDay Low-Price)」ではなく、「EDDP(EveryDay Dynamic Pricing)」になるかもしれません。

リアルタイムに店内の客の購買動向を把握し、商品価格や情報を手元の端末に発信できるようになると、例えば、牛乳を手に取った人に狙い撃ちで、新商品のグラノーラの50円引きクーポンを出すといったこともできます。個々の買い物傾向を読み取り、それぞれに最適な価格で商品を売るようになると、店頭の名札はいらなくなります。同じ牛乳を二人が同時に手にとって、それぞれの価格が違っていても気付かないといった時代が来るのも十分にあり得るでしょう。

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