“エクストリーム・ハネムーン”が未来社会のカップルに心の絆を作りだす

若者の間では、マッチングアプリが人気です。自分の情報、パートナーに求める条件を登録しておくと、あなたに最適なパートナーを提案してくれます。昔の様に合コンに参加しなくても“出会い”が生まれる利便性が支持される理由でしょう。 

現在のよりさらに情報処理技術が進化した未来社会では、無用のリスクを避けるため、自分ではなくAIが選んだ相手と結婚するという新しい結婚観が生まれてくる可能性だって否定できません。 

ただし問題もあります。ディープラーニングは膨大なデータを駆使して、想像を絶する速度で演算を繰り返し、もっとも効果的な解(人)をはじき出します。一方で、なぜ自分にとってその解(人)が最もふさわしいのかその理由までAIは答えてくれません。 

“昔の結婚”であれば、二人が出会い、魅かれあい、困難を克服し、結ばれるという、ゴールにいたるまでのプロセスが体験できました。その二人で困難を克服したプロセスこそ、運命の相手と確信できる理由となっていたのではないでしょうか? 

AIが相手を選ぶ未来の結婚では、運命の相手であると確信するために、あえて困難な旅行先に出かける“エクストリーム・ハネムーン”の習慣が生まれるかもしれません。 

無人島、ジャングル、砂漠などでのサバイバル、強制的に極地に運ばれて帰還するなど二人で困難を克服するプロセスが、二人の絆を確かなものにしていきます。 

リスクの少ない結婚をしたいが、運命の実感が欲しい。そんな未来の人々の気持ちが“エクストリーム・ハネムーン”需要を生み出します。

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